Blog / ブログ
Claude vs ChatGPT 議事録・文字起こし徹底比較|中小企業はどっちを選ぶ【2026】
AI活用

「会議の議事録づくりに、ClaudeとChatGPTはどっちがいいの?」「録音した音声を文字起こしさせたいけど、AIで一番ラクなのは?」――宮崎の経営者やご担当者から、こうしたご相談をよくいただきます。
結論を先にお伝えすると、「文字起こし(音声を文字にする作業)」と「議事録づくり(文字を読みやすく整える作業)」は、まったく別の作業です。そして、ClaudeとChatGPTでは得意な工程が違います。ここを知らずに「どっちが上か」だけで選ぶと、遠回りになります。
この記事では、claude 議事録 比較を検討している方に向けて、①そもそも文字起こしと議事録は何が違うのか②ClaudeとChatGPTの得意・不得意③料金④中小企業の現実的な使い分け――を、比較表を交えてやさしく整理します。Claudeそのものが初めての方は、まず宮崎の経営者向けClaudeはじめ方ガイドから読むと迷いません。
まず大前提|「文字起こし」と「議事録」は別の作業

多くの方が混同していますが、会議の音声を議事録にするまでには、2つの工程があります。
- 文字起こし(音声 → 文字):録音された声を、テキストに書き起こす作業。話し言葉がそのまま文字になります(「えーと」「あの」も含む、長くて読みにくい状態)。
- 議事録づくり(文字 → 整った文書):書き起こしたテキストを、決定事項・宿題(ToDo)・論点ごとに整理し、誰が読んでも分かる形にまとめる作業。
ここが重要なのですが、ClaudeとChatGPTで差が出るのは、主に2つ目の「議事録づくり」の方です。1つ目の「音声を文字にする」工程には、実はAIチャット以外の選択肢(Web会議ツールの自動文字起こしなど)も多く、そちらの方が手軽なこともあります。
つまり比較の軸は「音声をどう文字にするか」と「文字をどう議事録にするか」の2段階で考える――これが失敗しないコツです。Claudeを使った議事録づくりの手順そのものは、会議の議事録をClaudeで高速作成するガイドでくわしく解説しています。
文字起こし(音声→文字)はどっちが得意か

まず1つ目の工程、「音声を文字にする」を比べます。ここは両者の性格がはっきり分かれます。
ChatGPT(OpenAI)――音声まわりに強い
ChatGPTを提供するOpenAIは、「Whisper(ウィスパー)」という音声認識(文字起こし)の技術を持っています。スマートフォンのChatGPTアプリにはマイクで話した内容をその場で文字にする音声入力もあり、声を使う場面に対応しやすいのが特徴です。
Claude――音声は「直接は」扱えない
一方のClaudeは、音声ファイル(録音データ)をそのまま読み込んで文字起こしすることはできません。Claudeが扱えるのは文字・画像・PDFなどで、音声は対象外です(2026年6月時点)。
ですから「録音した音声をAIに渡して、いきなり議事録まで」と考えると、Claude単体では完結しません。いったん別の方法で文字にしてからClaudeに渡す、という流れになります。
実は主役は「会議ツールの自動文字起こし」
ここで知っておきたいのが、多くの会社では文字起こしをAIチャットにさせる必要がないということです。
- Web会議ツール:Microsoft Teams・Zoom・Google Meet には、会議の発言を自動で文字起こしする機能があります(プランや設定により利用可)。
- パソコンやスマホの音声入力:Windowsの音声入力、Macの音声入力、Googleドキュメントの音声入力などでも、話した内容を文字にできます。
オンライン会議が中心なら、会議ツールの自動文字起こしで「文字」を手に入れ、その後の議事録づくりにClaudeやChatGPTを使う――この組み合わせが、もっとも現実的で手間がかかりません。
議事録づくり(文字→整った文書)はどっちが得意か
ここが本題です。文字起こし済みのテキストを「読める議事録」に整える工程では、両者とも高い力を持ちますが、性格に違いがあります。
Claudeの強み――長い文章を読み解いて、自然な日本語に整える
Claudeは、一度に扱える文章量(コンテキスト)が非常に大きく、長時間の会議の書き起こし(数万字)でも、分割せずにまとめて読み込んで整理できます。日本語の文章を落ち着いた自然な言い回しで整える点にも定評があり、「決定事項」「保留事項」「次回までの宿題」といった構造化(仕分け)を頼むのに向いています。長文の読解力を活かした使い方はClaudeでPDF・長文資料を要約する方法とも共通します。
ChatGPTの強み――テンプレ化と前後の作業まで一気通貫
ChatGPTは、指示への反応が軽快で、決まった型(フォーマット)に沿った出力が得意です。音声入力や、議事録をもとにしたお礼メール・タスク表・スケジュール案の作成まで、同じ画面で流れるように進められます。「文字起こしから議事録、その後のメールまでを1つのツールで」というニーズに応えやすいのが持ち味です。
共通してできること
どちらも、書き起こしテキストを渡せば「要点を箇条書きで」「決定事項とToDoを表で」「部長への報告用に簡潔に」といった指示で議事録を整えられます。両者の基本的な性格の違いはChatGPTとClaudeの使い分け完全ガイドでも整理しています。
比較表|議事録・文字起こしの観点でひと目で

ここまでを、議事録・文字起こしの観点だけで表にまとめます。
| 観点 | Claude | ChatGPT |
|---|---|---|
| 音声ファイルの文字起こし | 直接はできない(要・別ツール) | 音声入力に対応・OpenAIは音声技術を持つ |
| 長い書き起こしの読み込み | 非常に長い文章をまとめて処理しやすい | 長文も可。性格はテンプレ向き |
| 日本語の整え方 | 自然で落ち着いた言い回しが得意 | 軽快・型に沿った出力が得意 |
| 議事録後の作業(メール等) | 同じ会話で続けて作成可 | 同じ会話で続けて作成可・一気通貫しやすい |
| 無料プラン | あり | あり |
| 有料プラン(個人向け) | 月20ドル前後(約3,000円) | 月20ドル前後(約3,000円) |
※料金・無料枠の範囲は変更されることがあります。最新の各社モデルと料金の全体像はClaude・ChatGPT・Geminiの料金&最新モデル比較をご確認ください。
表のとおり、「どちらが上」ではなく「どの工程に強いか」が違うだけです。だからこそ、選び方は「自社のやり方」で決まります。
宮崎で生成AI研修をお探しの方へ:御社専用カリキュラムで設計する伴走型のAI研修を行っています(助成金で研修費が最大75%OFFになる場合があります)。研修の詳細・資料請求はこちら →
中小企業はどっちを選ぶ?|タイプ別の答え
迷ったときの目安を、よくあるパターンでお示しします。
①オンライン会議が中心の会社 → 会議ツール+Claude/ChatGPTどちらでも
Teams・Zoom・Meetの自動文字起こしで文字を手に入れ、議事録づくりはClaudeかChatGPT。すでにどちらかを契約しているなら、まずはそれで十分です。長い会議が多いなら、まとめ読みに強いClaudeが扱いやすい場面が増えます。
②録音した音声から一気に進めたい → ChatGPT系が候補
対面会議をICレコーダーやスマホで録音している場合、音声に強いChatGPT(OpenAI)系の流れが候補になります。ただし、専用の文字起こしサービスを併用する方が精度・効率の面で有利なこともあります。
③長い議論を正確で読みやすい議事録にしたい → Claude
1〜2時間の会議や、論点が多い打ち合わせを、抜け漏れなく構造化したいなら、長文の読解・整理に強いClaudeが向いています。
現実的な結論
多くの中小企業にとっての最適解は、「会議ツール(またはChatGPT)で文字にする → Claudeで議事録に整える」という組み合わせです。1つのツールに絞り込むより、工程ごとに得意なものを使う方が、結果的にラクで早く仕上がります。なお、Claude/ChatGPTのどちらも、入力した情報の取り扱いには注意が必要です。会議には社外秘も多いため、中小企業のAIセキュリティ完全ガイドで社内ルールを整えてから使うことをおすすめします。
どちらを使うにせよ「議事録の質」を上げる3つのコツ
ツール選び以上に効くのが、頼み方です。ClaudeでもChatGPTでも共通して使えるコツを3つ。
- 出力の型を指定する:「決定事項/保留事項/次回までのToDo(担当者つき)の3つに分けて」と先に形を伝えると、そのまま配れる議事録になります。
- 誰が読むかを伝える:「会議に出ていない役員にも分かるように」と読み手を指定すると、言葉づかいが自動で整います。
- 固有名詞は最後に人が確認する:金額・日付・取引先名など、判断に関わる箇所はAIの出力を鵜呑みにせず原文(録音や書き起こし)で裏取りします。AIは、もっともらしい誤り(ハルシネーション)を出すことがあるためです。
この3つを守るだけで、どちらのツールでも議事録の完成度は大きく変わります。
自社に「どっちをどう使うか」を定着させるには
ここまでの比較は、読めばすぐ試せます。一方で「わが社の会議のやり方だと、どの組み合わせが一番ラクか」「社員全員が同じ手順で使えるようにするには」となると、現場ごとの設計が要ります。
私たち株式会社multi-solutionは、宮崎の中小企業に向けて、AI(Claude・ChatGPT)の選定から社内定着(OJT)までを伴走支援しています。
- 自社の会議スタイルに合った文字起こし→議事録の組み合わせの設計
- 安心して使うための社内ルール・入力してよい情報の線引き
- 社員が自分で議事録を回せるようになる研修・OJT
しかも、こうしたAI研修は国の助成金(人材開発支援助成金など)を活用して、費用を抑えて実施できる場合があります。「自社の議事録業務をどう効率化すればいいか分からない」という方へ、無料の30分相談もご用意しています。まずはClaude導入支援サービスをご覧ください。
まとめ|「どっちが上か」ではなく「どの工程に強いか」
この記事のポイントを整理します。
- 文字起こしと議事録は別の作業:音声を文字にする工程と、文字を整える工程を分けて考える
- 文字起こし(音声→文字):ChatGPT(OpenAI)は音声に強い。Claudeは音声を直接は扱えない。実務ではWeb会議ツールの自動文字起こしが手軽
- 議事録づくり(文字→文書):Claudeは長文の読解・自然な整理が得意、ChatGPTは型に沿った一気通貫が得意
- 中小企業の現実解:「会議ツールやChatGPTで文字にする → Claudeで議事録に整える」の組み合わせが有力
- 質を上げるコツ:出力の型を指定/読み手を伝える/固有名詞は人が裏取り
「どっちが上か」で迷うより、「自社の会議のどの工程に、どちらが効くか」で選ぶ。まずは次の会議で、手元のツールを使って一度試してみてください。
執筆者
株式会社multi-solution | 宮崎の中小企業のAI活用・Claude(クロード)/ChatGPT導入を支援。業務の見極めから、ツールの設定、社内ルールの整備、社員を「自分で使える人材」に育てるOJTまで、助成金の活用も含めて伴走型コンサルティングを提供しています。
宮崎で「自社の業務に合わせたAI研修」をお探しですか?
株式会社multi-solutionは、固定カリキュラムではなく御社の実務に合わせて設計する伴走型のAI・DX研修を行っています。助成金を使った受講のご相談も可能です。まずは無料相談で課題をお聞かせください。
AI研修・無料相談を見る →