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Claudeで議事録を作るプロンプト&テンプレ集|コピペで毎回同じ品質に
AI活用

Claudeに議事録を作らせてみたけれど、「昨日はいい感じだったのに、今日はなんだか薄い」——そんな経験はありませんか。
原因のほとんどは、Claudeの性能ではなく指示(プロンプト)が毎回変わっていることです。「まとめて」と書いた日と「要点を整理して」と書いた日では、当然、出てくるものが変わります。逆にいえば、指示を文章として固定してしまえば、品質のばらつきは大きく抑えられます。
この記事では、Claudeで議事録を作るためのプロンプトを、そのままコピペして使えるテンプレート集(全11種)としてまとめました。万能型の基本テンプレート1本、会議タイプ別6本、そして仕上げ・変換用4本。さらに、作ったテンプレートを社内の誰が使っても同じ品質になるように固定する方法まで解説します。
なお、Claudeのチャット画面そのものには、会議を録音したり音声を文字起こししたりする機能はありません。録音と文字起こしは別のツールで行い、そのテキストをClaudeに渡す——という前提で読み進めてください。録音から共有までの手順そのもの(文字起こしツールの選び方を含む)は会議議事録をClaudeで高速作成する完全ガイドにまとめてあります。本記事は、その中の「Claudeに渡す指示文」だけを取り出して深掘りしたテンプレート集です。
※本記事の内容は2026年7月時点のものです。ツールの仕様は変わることがあるため、最新の表示は実際の画面でご確認ください。
Claudeの議事録プロンプトが毎回ブレる3つの原因

同じClaudeを使っているのに結果が安定しない。その理由は、だいたい次の3つに絞られます。
原因①:出力の「形」を指定していない
「議事録を作って」だけでは、Claudeは形を自分で決めます。ある日は箇条書き、ある日は文章、ある日は表。読む側が毎回フォーマットを解読することになり、結局は人が整形し直すことになります。
原因②:入力の「前提」を渡していない
文字起こしテキストには、会議名も、日付も、参加者の肩書も書かれていません。人間なら文脈で補える部分を、Claudeが正しく補えるとは限らないのです。前提を渡さないまま「重要なところを拾って」と頼めば、何が重要かの基準もClaude任せになります。
原因③:やってほしくないことを書いていない
議事録でいちばん怖いのは、話していないことがそれらしく書かれることです。「文字起こしにない内容は書かないでください」の一文があるかどうかで、成果物の信頼性は大きく変わります。
Claudeの議事録プロンプトに入れる4要素
安定して同じ形が出てくるプロンプトは、たいてい次の4つが押さえられています。
| 要素 | 書くこと | 例 |
|---|---|---|
| ① 役割 | 誰として書くか | 「あなたは中小企業の会議進行に慣れた事務局担当です」 |
| ② 前提 | 会議の基本情報 | 会議名・日時・参加者・目的 |
| ③ 出力形式 | 見出しと項目を固定 | 「決定事項/宿題/保留の3見出しで」 |
| ④ 禁止事項 | やらせないこと | 「推測で補わない」「発言者を取り違えない」 |
このあと紹介するテンプレートは、すべてこの4要素で組み立ててあります。役割指定そのものの考え方はClaudeの役割プロンプト完全ガイドで詳しく解説しています。
【コピペ用】Claude議事録プロンプトの基本テンプレート(万能型)
会議の種類を問わず使える基本形です。迷ったらこれを貼る、という1本を持っておくと、社内に配りやすくなります。
あなたは、中小企業の会議事務局として議事録を作成する担当者です。
以下の文字起こしから、社内共有用の議事録を作成してください。
【会議情報】
会議名:{例:営業定例会議}
日時:{2026年7月15日 10:00-11:00}
参加者:{山田(社長)/田中(営業部長)/佐藤(営業)}
目的:{今月の受注見込みの確認と、来月の重点先の決定}
【出力形式】
1. 会議サマリ(3行以内)
2. 決定事項(箇条書き。決めた内容と、決めた理由を1行ずつ)
3. ToDo(「担当者/内容/期限」の3列の表。期限が不明なものは「未定」と書く)
4. 保留・持ち帰り事項(結論が出なかった論点)
5. 次回までの確認事項
【ルール】
- 文字起こしに書かれていないことは、絶対に補わないでください。
- 発言があいまいで判断できない箇所は、勝手に解釈せず「要確認」と書いてください。
- 雑談・脱線は除いてください。
- 敬体(です・ます)で、社外に出しても恥ずかしくない文体にしてください。
【文字起こし】
(ここに文字起こしテキストを貼り付け)
ポイントは【ルール】の1行目です。「書かれていないことは補わない」と明示するだけで、それらしい創作が大きく減ります。議事録は「正確であること」が最優先の文書なので、多少そっけなくても、事実だけを拾わせるのが正解です。
期限が不明なものは「未定」と書く——この一文も地味ですが効きます。ないものを空欄にせず「未定」と書かせると、あとから誰かが埋めるべき穴として可視化されます。
会議タイプ別|Claude議事録テンプレート6種(コピペで差し替え)
会議の目的が違えば、残すべき情報も変わります。ここでは中小企業でよくある6つの会議について、基本テンプレートの【出力形式】部分だけを差し替える形で紹介します(【会議情報】【ルール】【文字起こし】はそのまま使ってください)。

①定例会議(進捗確認)
進捗会議で本当に必要なのは「今どうなっているか」ではなく、「予定どおりか、遅れているか」です。
【出力形式】
1. 案件ごとの進捗を「案件名/状況(順調・遅延・停止)/次のアクション/担当」の表にする
2. 遅延・停止の案件については、その理由を1行で添える
3. 前回からの変化があった点だけを「今週の変化」としてまとめる
4. 会議中に新しく発生したToDoを一覧にする
②営業会議・商談報告
商談メモは、次の一手が書かれていなければ意味がありません。
【出力形式】
1. 商談先ごとに「先方の課題/こちらの提案/先方の反応/受注確度(高・中・低)/次アクションと期限」を整理する
2. 受注確度の根拠になった発言を、そのまま引用して添える
3. 競合の名前が出た場合は、その文脈とあわせて記録する
4. 会議で出た「社内で確認が必要な事項」を一覧にする
③経営会議(意思決定)
経営会議は、「何を決めたか」より「なぜそう決めたか」が資産になります。1年後に読み返して判断の根拠がわかる形にします。
【出力形式】
1. 議題ごとに「論点/出た意見(賛成・反対の両方)/結論/結論の根拠/実行の責任者」を整理する
2. 結論が出なかった議題は「継続審議」とし、次回までに何がそろえば決められるかを書く
3. 数字(金額・件数・期日)が出た発言は、必ず数字を残す
4. 最後に「本日の決定が影響する部署・業務」を列挙する
④トラブル・クレーム対応の記録
事実と対応を時系列で残す形にします。あとで社内外に説明する可能性があるため、推測は徹底的に排除します。
【出力形式】
1. 事実経過を時系列の表にする(「日時/起きたこと/情報源(誰の発言か)」)
2. 現時点で確定している事実と、まだ未確認の事項を、必ず分けて書く
3. 決定した対応と、その担当者・期限を一覧にする
4. 再発防止として挙がった案を、実行が決まったもの/案どまりのものに分けて書く
推測・原因の断定は絶対に書かないでください。
⑤採用面接のメモ
評価そのものはAIに任せず、発言の記録と、確認漏れの洗い出しに使います。
【出力形式】
1. 応募者の回答を、質問ごとに要約する(脚色せず、話した内容のまま)
2. 具体的なエピソード(実績・経験)は、数字や固有名詞を落とさずに残す
3. 応募者からの質問と、こちらの回答を記録する
4. 今回聞けなかった・あいまいなままの項目を「次回の確認事項」として挙げる
合否の判断や、人物評価の推測は書かないでください。
⑥現場の朝礼・短時間ミーティング
5〜10分の打ち合わせに、A4の議事録は不要です。そのままチャットに貼れる短さにします。
【出力形式】
社内チャットにそのまま貼れる形で、以下だけを出力してください。
・今日の連絡事項(3点以内、各1行)
・今日中にやること(担当者名つき、箇条書き)
・注意事項(安全・品質に関わるものがあれば)
全体で300字以内。見出しや装飾は不要です。
議事録作成のあとを回す仕上げプロンプト4種|ToDo抽出・要約・共有メール
議事録は、作って終わりではありません。「誰かに読んでもらう」ところまでが仕事です。ここでは、一度作った議事録を、そのまま次の用途に変換するプロンプトを4つ紹介します。前のやりとりに続けて送るだけで使えます。
①ToDoだけを抜き出す
いま作成した議事録から、ToDoだけを抜き出してください。
「担当者/内容/期限/関連する決定事項」の4列の表にし、期限が近い順に並べてください。
期限が未定のものは、表の最後にまとめてください。
②経営者向けに30秒で読める要約にする
いま作成した議事録を、社長が30秒で読める要約に圧縮してください。
・全体で200字以内
・「決まったこと」「判断が必要なこと」「リスク」の3点だけ
・判断が必要なことには、いつまでに判断が必要かを添える
③関係者への共有メールにする
いま作成した議事録を、欠席者に共有するメール文面にしてください。
・宛先:{営業部の欠席メンバー}
・件名も作成する
・冒頭2行で「今回の会議で何が決まったか」がわかるようにする
・本人に関係するToDoがある場合は、本文中で明示する
・全体で400字程度、敬体
④議事録から次回の議題案を作る
いま作成した議事録の「保留・持ち帰り事項」と「ToDo」をもとに、次回会議の議題案を作成してください。
・議題ごとに、想定の所要時間を添える
・事前に準備が必要な資料と、その準備担当者も書く
・全体で30分の会議に収まる分量にする
この4本があると、議事録を書く作業と、その後の連絡作業がひとつながりになります。実務で効いてくるのは、じつはこの部分です。
議事録の自動化を社内に広げたい方へ:一人が使える状態から、チーム全員が同じ品質で作れる状態にするまでの進め方をご相談いただけます。社内に定着させる進め方を見る →
Claude議事録作成を社内で標準化する3つの仕組み

テンプレートは、「誰が使っても同じ結果が出る」状態にして初めて資産になります。ここでは、社内で品質をそろえるための現実的な方法を3つ挙げます。
①Claudeのプロジェクト機能にテンプレートを置く
Claudeには、指示や資料をあらかじめ登録しておけるプロジェクト機能があります。「議事録作成用」のプロジェクトを1つ作り、テンプレートの【役割】【出力形式】【ルール】を登録しておけば、使う側は文字起こしテキストを貼るだけで済みます。設定手順はClaude Projects完全活用ガイドを参照してください(プロジェクト機能は無料プランでも使えますが、資料を大量に登録して使い込むのは有料プラン向けの使い方です)。
②「良い議事録の見本」を1本渡す
出力形式を文章で説明するより、過去の良い議事録を1本そのまま見せて「このフォーマットに合わせて」と指示するほうが速いです。人に仕事を引き継ぐときと同じで、見本が1枚あるだけで説明が要らなくなります。
③テンプレートを社内の1か所に置く
いちばん多い失敗は、テンプレートを作った人のパソコンの中にだけあることです。共有フォルダでも社内チャットのピン留めでも構いません。「議事録のプロンプトはここ」という置き場所を決め、改善したら上書きするというルールにしておきます。
なお、Claudeと他ツールで議事録の作り方がどう違うのかは、ClaudeとChatGPTの議事録・文字起こし比較にまとめています。ツール選びから検討する場合はそちらもあわせてご覧ください。
プロンプトに「禁止ルール」を書き込んでおく
議事録の事故は、たいてい「話していないことが、それらしく書かれる」ことで起きます。これは心がけではなく、プロンプトの数行で減らせます。全テンプレート共通の【ルール】欄として、次をそのままコピペしてください。
【ルール】(全テンプレート共通・そのまま貼り付け)
- 文字起こしにない内容は、絶対に補わないでください。
- 金額・期日・担当者名は、文字起こしにある表記のまま書き、推測で直さないでください。
- 判断できない箇所は、勝手に解釈せず「要確認」と書いてください。
- 人事評価や個人の資質についての推測は書かないでください。
- 雑談・脱線は除いてください。
いちばん効くのは1行目です。それでも文字起こし側の誤認識(固有名詞・方言の取り違え)はプロンプトでは防げないため、「金額・期日・担当者名」の3点だけは、人が目視で確認する運用にしてください。ここを外すと、便利どころか事故のもとになります。
いっぽう、録音するときの同意の取り方、AIに入力してよい情報の線引き、機密を扱う場合のプラン選びは、プロンプト以前の社内ルールの話です。個人向けプランでは会話が学習に使われる設定があり(オフに変更できます)、法人向けプランでは既定で学習に使われません。この線引きの考え方は中小企業のAIセキュリティ完全ガイドに、会議運用のルールは会議議事録をClaudeで高速作成する完全ガイドに整理してあります。テンプレートを社内に配る前に、そちらで先にルールを決めてください。
Claude議事録プロンプトのよくある質問
Q. 文字起こしがなくても議事録は作れますか?
作れます。会議中に取った箇条書きのメモを貼り、基本テンプレートの【ルール】に「メモに書かれていない部分は補わず、不足があれば『要確認』と書いてください」を加えて渡してください。断片的なメモが、共有できる形に整います。
Q. 出力が長すぎる・短すぎるときは?
字数で指定するのが確実です。「全体で800字以内」「各項目3行以内」のように、数字で書きます。「簡潔に」「詳しく」という言葉は、人によって解釈が違うのと同じで、AIにとってもあいまいです。
Q. 毎回、微妙に形式が変わってしまいます
出力形式の指定が「文章」になっていないか確認してください。「1. 決定事項 2. ToDo(表)」のように、見出しと番号まで固定して書くと安定します。それでも変わる場合は、良い出力例を1本そのまま見本として渡してください。
Q. テンプレートはそのままコピペして使えますか?
使えます。この記事のプロンプトをそのままコピペし、{ } で囲んだ箇所(会議名・日時・参加者・目的)だけを自社の内容に書き換えてください。書き換えるのは、その4か所だけです。
Q. 社内の誰でも使えるようにするには?
プロンプトの中の変えるべき場所を { } で囲み、「ここだけ書き換えてください」と明示した状態で配るのが実務的です。この記事のテンプレートをそのままコピペして、自社の会議名・部署名に置き換えるところから始めてください。
まとめ
Claudeでの議事録作成の品質が安定しないのは、指示が毎回変わっているからです。逆にいえば、指示を固定すれば、ばらつきは大きく減らせます。
- 型化の4要素:役割・前提・出力形式・禁止事項。この4つが入っていれば、出力のブレは大きく減ります
- 効くのは「書かれていないことは補わない」の一行:議事録に必要なのは、うまさではなく正確さです
- 会議タイプごとに出力形式だけ差し替える:定例・営業・経営・トラブル・面接・朝礼で、残すべき情報は違います
- 仕上げプロンプトで最後まで運ぶ:ToDo抽出・経営者向け要約・共有メール・次回議題まで、ひとつながりにする
- プロジェクト機能に置いて社内に配る:テンプレートは、共有されて初めて資産になります
まずは基本テンプレートを1本コピペして、次の会議で使ってみてください。「思っていたのと違う」と感じた部分を、そのままルールとして1行ずつ足していく。1か月も続ければ、自社専用の議事録テンプレートが形になっていきます。
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