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領収書を仕訳に自動添付する設定【応用編】|マネーフォワードのアプリ登録とOAuth認可の手順
AI活用

基本編では、領収書をフォルダに入れて「記帳して」と言うだけで、マネーフォワード クラウド会計に仕訳が登録されるところまでを設定しました。
この記事はその続きで、記帳した仕訳に領収書のファイルを自動で添付する設定です。所要は約30分。
正直に申し上げると、ここは基本編より少し難しいです。 難しさの正体は、マネーフォワードの「開発者向け画面」でアプリ登録という作業が必要なこと。開発の知識は要りませんが、見慣れない画面と英単語が出てきます。
飛ばしても、基本編の機能はすべて使えます。 添付だけマネーフォワードの画面で手作業になるだけです。後からいつでも追加できるので、必要になったときで構いません。
⚠️ 本プラグインは、株式会社マネーフォワードの公式製品ではありません。私たち株式会社multi-solutionが独自に開発した非公式のツールです。ご質問・不具合の報告はGitHubのIssuesへお願いします。マネーフォワード社ではお答えできません。
先に、つまずきやすい5つを予告します
私たちが実際に踏んだものです。ここを知っているだけで、だいぶ楽になります。
- 「開発者向け」という言葉が出てきますが、開発はしません。登録するだけです
- 「リダイレクトURI」という入力欄には、後述の文字列を1文字も変えずにコピペします
- 権限のチェックは12個あります。チェック漏れがあると、後で原因の分かりにくいエラーになります
- 「クライアントシークレット」は一度しか表示されないことがあります。表示されたらすぐ次の手順へ
- 最後の「許可」の前に、他のプログラムがポート8765を使っていると失敗します(スクリプトが自動で検知してお知らせします)
設定手順(応用編・約30分)
Step A:アプリポータルにログインする
ブラウザで app-portal.moneyforward.com を開き、マネーフォワードのアカウントでログインします。
Step B:アプリを登録する
新しいアプリ(連携アプリ)の作成画面で、次のとおり入力します。
| 入力欄 | 入力する値 |
|---|---|
| アプリ名 | 自由(例:領収書自動添付) |
| 認証方式 | OAuth 2.0 |
| リダイレクトURI | http://localhost:8765/callback ← 1文字も変えずコピペ |
| クライアント認証方式 | CLIENT_SECRET_POST |
| 対象サービス | クラウド会計 |
⚠️ 「クラウド連結会計」という似た名前のサービスがあります。選ばないよう注意してください。
⚠️ APIキー方式は2026年8月時点でクラウド会計に対応していないため使えません。必ずOAuth 2.0を選びます。
権限(スコープ)は12個すべてにチェックします。
- 事業者の読み取り(offices.read)
- 勘定科目の読み取り(accounts.read)
- 税区分の読み取り(taxes.read)
- 部門の読み取り(departments.read)
- 連携サービスの読み取り(connected_account.read)
- 仕訳の読み取り(journal.read)
- 仕訳の書き込み(journal.write)
- 取引先の読み取り(trade_partners.read)
- 取引先の書き込み(trade_partners.write)
- 取引の書き込み(transaction.write)
- レポートの読み取り(report.read)
- 証憑の書き込み(voucher.write) ← 領収書添付の本体。忘れずに
登録が終わると Client ID と Client Secret の2つが表示されます。この画面を開いたまま次へ進んでください。


Step C:認可を通す(ターミナルで1行)
- ターミナルを開きます(Mac:Launchpadで「ターミナル」/Windows:スタートで「PowerShell」)
- 次の1行を実行します
python3 <プラグインのインストール先>/scripts/oauth_init.py
インストール先が分からなければ、Claude Codeで「oauth_init.py のフルパスを教えて」と聞けば正確なコマンドが返ってきます。
Client ID:と聞かれたら、Step Bの画面からコピーして貼り付けClient Secret:も同様に(画面には表示されませんが、入力されています)- ブラウザが自動で開くので、マネーフォワードにログインして「許可」
- ターミナルに「✓ 完了」と出れば成功です


Step D:動作確認
Claude Codeで、
/mf-cloud-import:mf-status
「証憑の自動添付 ✅ 使えます」と表示されれば完了です。以後、記帳のたびに領収書が自動で仕訳に添付されます。
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困ったときは
| 症状 | 原因と直し方 |
|---|---|
| 「許可」を押したら 404 File not found | コールバック用のポート8765を別のプログラムが使っています。スクリプトが表示する「占有しているプロセス」を終了して再実行 |
| 「認証が切れています(expired)」と言われる | ターミナルで python3 <インストール先>/scripts/reauth.py を実行。ブラウザで「許可」を押すだけで復旧します。ID/Secretの再入力は不要です |
| スクリプト実行時に「Operation not permitted」 | Claude Codeの安全機能(サンドボックス)です。表示される許可の確認を承認してください |
Windowsで python3 が動かない | python3 を python または py に読み替えてください |
| 権限を1つ入れ忘れた | アプリポータルで追加し、Step Cの認可をやり直します |
💡
reauth.pyとoauth_init.pyを取り違えないでください。 認証が切れただけのときにoauth_init.pyを実行すると、保存済みのClient Secretが上書きされます。マネーフォワード側で再表示できないため、再発行が必要になります。切れたときは必ずreauth.pyです。
添付される形
設定が終わると、記帳と同じサイクルで証憑がアップロードされます。添付の前にも承認を求めます(対応表を出して「△件に添付します。実行してよいですか?」と確認します)。ここも自動では進みません。
あわせて、ファイル名が「日付_相手先_内容_金額」に整えられます。あとから日付・取引先・金額のどれからでも探せる形です。
なお、5MBを超えるファイルは安全側に倒してスキップし、「画面で手動添付してください」とご案内します。

まとめ
- 応用編を入れると、記帳した仕訳に領収書が自動で添付されます
- 所要は約30分。マネーフォワードのアプリポータルでの登録が中心です
- つまずくのはたいていリダイレクトURIの打ち間違いか権限12個のチェック漏れかポート8765の占有です
- 認証が切れたら
reauth.py。oauth_init.pyは初回専用です - 難しければ飛ばして構いません。基本編だけでも記帳の自動化は動きます
プラグインはこちらです。→ github.com/multi-solution/mf-cloud-import
⚠️ 電子帳簿保存法への適合は、ご自身の責任でご判断ください。 適合は証憑の保存場所や運用の全体で決まるもので、本プラグインが行うのは「ファイル名を探しやすい形に整えること」と「仕訳への添付」までです。適合の保証は含みません。 また本プラグインは記録の作成を補助するもので、税務相談・税務代理はいたしません。
設定でつまずいた場合は、お問い合わせからご相談ください。導入の伴走も承っています。
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