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宮崎の中小企業の「月末の手集計」をなくしたい。無料の勤怠管理ソフトを自社で作って公開しました

DX・業務改善

紙のタイムカードを卒業しようと呼びかける、無料の勤怠管理ソフトのアイキャッチ画像(イラスト)。事務担当の女性がノートパソコンで打刻データを扱う様子と、QR打刻・中抜け対応・Excel出力という3つの特徴を分かりやすく示している。

月末の夜、ひとりタイムカードの山と向き合っていませんか

月末。みんなが帰ったあとの事務所で、たまったタイムカードの束を前に、思わずため息——。1枚ずつ出勤と退勤の時刻を目で追い、電卓をたたき、Excelに打ち直す。中抜けのある人の計算でつまずき、合計が合わずに何度も見直す。ふと顔を上げると、外はもう真っ暗。「今月も、これか…」。

毎月この作業に何時間も追われている経理・総務の担当者の方。あるいは、本業のかたわら自分で集計している社長。心当たりはないでしょうか。打刻そのものは一瞬でも、本当に大変なのは「集めて・数えて・打ち直す」月末の集計です。そしてこの手作業は、計算ミスや転記ミスとも隣り合わせです。

「もっと簡単にならないのか。でも高機能なクラウド勤怠は月額がかかるし、設定も難しそう」——そう感じて、結局また紙に戻ってしまう。私たちは、宮崎の中小企業の現場で、この“ちょうど中間が空いている”状況を何度も目にしてきました。

「月末の手集計」をなくすために、自社で作りました

私たちmulti-solutionは、宮崎の中小企業のAI活用・DX(業務のデジタル化)を日々お手伝いしています。お客様の現場で、まさにこの月末の集計に追われる姿を見てきたからこそ、「もっと簡単に、しかもお金をかけずに」を形にしたいと考えました。

そうして開発したのが、無料の勤怠管理ソフトです。どなたでも無料でダウンロードしてお使いいただけます。月末のあの作業を、ボタン一つのExcel出力に変えるのが狙いです。

「支援する会社」が、なぜツールまで作るのか

AIやDXの相談を受けるとき、いちばん大切にしているのは「現場で本当に使えるか」です。どれだけ高機能でも、現場の人が毎日使えなければ意味がありません。

このソフトは、その考え方をそのまま形にした自社事例です。遅刻・早退の自動判定や、複雑なダッシュボードはあえて入れていません。紙のタイムカードと同じく「時刻を正確に記録して、月末にラクをする」——この一点に集中して設計しました。現場を見てきたからこそ削れる機能がある、という判断です。

「自社でこういう道具を作って、無料で配る」こと自体が、私たちのDX・開発の姿勢をいちばん分かりやすくお伝えできると考えています。

このソフトは、生成AI「Claude Code」で作りました

実はこの勤怠管理ソフト、開発には生成AI「Claude Code(クロード・コード)」をフル活用しています。「AIに相談する」段階を越えて、AIと一緒に、実際に動くソフトを形にする——いまの生成AIは、そこまで来ています。

私たちが普段お伝えしているのは、「AIは“詳しい人”だけの道具ではない」ということです。解決したい課題と現場の要望さえあれば、大きなエンジニアチームを抱えていなくても、業務に役立つ道具を生み出せる時代になりました。このソフトは、その一番分かりやすい実例です。

つまり、私たちのAI活用支援は机上の話ではありません。自分たち自身がAIで実際に作っているからこそ、「御社の業務でAIをどう使えるか」を、絵に描いた餅ではなく具体的にご提案できます。

このソフトでできること

  • QRコードをかざすだけで打刻:従業員ごとのQRカードをカメラにかざすと、出勤・退勤が自動で記録されます。
  • 中抜け(中休み)に対応:飲食店などで多い「昼に一度上がって、夜にまた入る」働き方も、かざすたびに自動で判定。実際に働いた時間だけを集計します。
  • 月末はExcelボタン一発:出勤・退勤・中抜け・実働時間を自動計算した月次表を出力。顧問の社労士の先生にそのまま渡せます。
  • 夜勤(日またぎ)にも対応:退勤が翌日になっても、同じ勤務日として集計します。
  • サーバーもインターネットも不要:パソコン1台で完結。データはそのPCの中だけに保存され、外部には送信しません。
  • 無料:費用はかかりません(商用・非商用を問わず利用可)。

実際の画面

勤怠管理ソフトのQR打刻画面。カメラにQRカードをかざすだけで出退勤を記録するシンプルな画面で、操作に迷わないよう大きく分かりやすく設計されている。

QRコードをかざすだけのシンプルな打刻画面です。

無料の勤怠管理ソフトの打刻完了画面。QRをかざすと出勤・退勤が記録され、その日の打刻と中抜けが一覧で表示される。宮崎の中小企業のDX支援を行うmulti-solutionが自社開発した画面。

打刻すると、その日の記録が一覧で表示されます。中抜けもひと目で分かります。

月次の勤務一覧画面。1か月分の出退勤が日別に表示され実働時間を自動計算、ボタン一つで社労士にそのまま渡せるExcelの月次タイムシートを出力できる管理者画面。

1か月分が日別に表示され、実働時間は自動計算。ボタン1つでExcel出力できます。

「中抜け」も正しく集計します

たとえばこんな1日も、QRをかざすだけで正しく計算します。

時刻操作記録
9:00かざす出勤
14:00かざす退勤(中抜け開始)
17:00かざす再開
21:00かざす退勤

このとき実際に働いた時間は「5時間+4時間=9時間」。中抜けの3時間は自動で差し引かれます。飲食・宿泊など、こうした働き方が多い業種でも手集計の手間がなくなります(業種別のAI・効率化の話は宮崎の小売・飲食業がChatGPTで売上UPする5つの実践法もどうぞ)。

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QRカード(社員証)も作れます

従業員ごとのQRコードを発行し、名刺サイズのカードとして印刷できます(1人ずつ/全員一括)。

従業員用のQRカード(社員証)発行画面。名刺サイズで1人ずつ・全員一括の印刷に対応し、このカードをかざすだけで打刻できる勤怠管理ソフトのカード発行機能。

動作環境

  • Windows:64bit版(インストール版/インストール不要のポータブル版)
  • Mac:Appleシリコン(M1〜M4)
  • インターネット接続:不要

ダウンロード

下のリンクからダウンロードできます。使い方は同梱の「はじめにお読みください」と操作マニュアルをご覧ください。

【ダウンロード時の注意】

  • Mac版はAppleシリコン(M1〜M4)専用です。Intel製のMacには対応していません。
  • Windows版は64bit版専用です。
  • ダウンロード時に、ブラウザやウイルス対策ソフトが警告を出すことがあります。これは開発元の有料登録をしていない無料ソフトのためで、危険はありません。

【はじめて開くときの注意】
このソフトはApple・Microsoftへの有料登録をしていない無料ソフトのため、初回だけ安全確認の警告が出ます(故障ではありません)。下の手順で1回だけ許可すれば、次回からは普通に開けます。

Macの場合
1.「…検証できませんでした」等の警告が出たら「完了」を押す(「ゴミ箱に入れる」は押さない)
2. アップルメニュー →「システム設定」→「プライバシーとセキュリティ」を開く
3. 下へスクロールし「”勤怠管理システム簡易版” は…ブロックされました」の横の「このまま開く」をクリック
4. パスワード/Touch IDで承認 →「開く」
(うまくいかない時は、アプリを右クリック →「開く」→「開く」でも可)

Windowsの場合
「WindowsによってPCが保護されました」と出たら「詳細情報」→「実行」をクリック。

最初の準備(管理者の方)

管理者の従業員管理画面。従業員の追加・編集ができ、付属のCSVテンプレートで一括登録にも対応する勤怠管理ソフトの初期セットアップ画面。

まず「従業員管理」で従業員を登録します。付属のCSVテンプレートで一括登録もできます。

設定画面。会社名や休憩控除のルールを設定でき、中抜けで取った休憩が二重に差し引かれないよう調整できる管理者向け設定画面。

「設定」で会社名や休憩の控除ルールを決めます。中抜けで取った休憩が二重に引かれないよう調整されます。

よくある質問

Q. 本当に無料ですか?
はい、無料です。商用・非商用を問わずお使いいただけます。

Q. 何人まで使えますか?
1〜50名ほどの事業所を想定しています。

Q. インストールで「警告」が出ます。
配布元が未確認のため警告が表示される場合があります。Macは「このまま開く」、Windowsは「詳細情報」→「実行」で起動できます(同梱マニュアルに手順を記載)。

Q. データはどこに保存されますか?
お使いのパソコンの中だけに保存され、インターネットには送信されません。ポータブル版はexeと同じ場所の「kintai-data」フォルダに保存され、USBで持ち運べます。

ご利用にあたって(重要)

本ソフトが表示・出力する時間はあくまで目安です。割増賃金や各種法令への適合性を保証するものではありません。最終的な賃金計算・労務管理は、ご利用者および社会保険労務士等の専門家の責任で行ってください。詳しくは同梱の「利用規約・免責事項」をご確認ください。

「作って終わり」にはしません — 業務のデジタル化のご相談へ

私たちは、このような業務効率化ツールの開発だけでなく、生成AIの活用支援や、社内へのAI・DXの定着支援を、宮崎の中小企業向けに伴走型で行っています。

  • 「自社の場合、何から効率化すればいいか分からない」
  • 「AIやツールを入れても、結局使われずに終わってしまう」
  • 「うちの業務に合った仕組みを一緒に考えてほしい」

こうしたご相談に、現場目線でお応えします。AI活用の研修についてはAI研修・導入支援のご案内、Claude(生成AI)の導入支援についてはClaude導入支援サービスもあわせてご覧ください。ご相談はお問い合わせページから、お気軽にどうぞ(しつこい営業はいたしません)。

まとめ

  • 紙のタイムカードの月末集計の負担をなくすため、無料の勤怠管理ソフトを自社開発・公開しました。
  • QRで打刻、中抜け・夜勤も自動集計、月末はExcelボタン一発。サーバー・ネット不要で、無料です。
  • 「現場で本当に使えるか」を最優先に、機能をあえて絞って設計しました。
  • このソフト自体を生成AI(Claude Code)で自社開発。AI活用は「相談する」だけでなく「実際に作る」段階に来ています。
  • 業務のデジタル化・AI活用のご相談も承っています。まずはこの無料ツールから、ぜひお試しください。

執筆者

株式会社multi-solution|宮崎の中小企業のAI活用・DX(業務のデジタル化)を支援。ツール選びから、業務への組み込み、社内人材を「教える側」に育てるOJTまで、伴走型でご支援します。

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