Blog / ブログ
人材開発支援助成金で生成AI研修を最大75%OFFで実施する完全手順【2026年最新】
補助金・助成金

「社員に ChatGPT や Claude の使い方を学ばせたいけれど、研修費用が高い…」
「うちの規模で、まとまった研修費を出すのはきつい」
そんな宮崎の中小企業の経営者・人事担当者の皆様に、ぜひ知っていただきたい制度があります。
それが 「人材開発支援助成金(事業展開等リスキリング支援コース)」。一般に「リスキリング助成金」とも呼ばれ、生成AI研修の費用を最大75%助成してくれる、国(厚生労働省)の制度です。
2026年2月には新たに「人事計画類型」が追加され、「これから配置予定の業務」に向けた研修も対象に拡大。さらに2026年4月には設備投資加算が新設されるなど、制度はむしろ拡充される方向にあり、今が活用の好機です。
本記事では、宮崎で Claude を中心とした生成AI研修を提供する株式会社multi-solutionが、申請手順から落とし穴まで完全解説します。
人材開発支援助成金(事業展開等リスキリング支援コース)とは
国が運営する社員研修向けの助成金
人材開発支援助成金 は、厚生労働省が運営する 企業が社員研修を実施する際に活用できる助成金制度 です。
その中でも、生成AI研修に最も適しているのが 「事業展開等リスキリング支援コース」。
このコースは、
- DX推進
- 新規事業展開
- 業務拡大に伴う人材育成
を目的とした研修を支援するもので、生成AI(ChatGPT・Claude・Gemini等)の業務活用研修と内容の一致度が極めて高いのが特徴です。
生成AI研修に最も適したコース
人材開発支援助成金には複数のコースがありますが、生成AI研修と相性が良いのは「事業展開等リスキリング支援コース」一択です。
| コース名 | 対象内容 | 生成AI研修との相性 |
|---|---|---|
| 事業展開等リスキリング支援コース | DX推進・新事業展開向け研修 | ◎ 最適 |
| 人材育成支援コース | 一般的な職務スキル習得 | △ 可能だが助成率低い |
| 教育訓練休暇等付与コース | 自己啓発支援 | × 不適 |
理由はシンプル:生成AIの業務活用は「DX推進」そのものだからです。

受給できる金額|なぜ「75%OFF」なのか
経費助成と賃金助成の2本立て
この助成金は、「経費助成」+「賃金助成」 の2階建て構造になっています。
- 経費助成:研修費用そのものへの助成(最大75%)
- 賃金助成:受講中の社員の賃金への助成
中小企業の場合、経費助成は最大75%。研修費用の大部分を国が負担してくれる、極めて手厚い制度です。
受給額の早見表(時間別)
研修時間に応じて、以下の 定額 が経費助成として受給できます(中小企業の場合)。
| 研修時間 | 経費助成(中小企業) |
|---|---|
| 10時間以上〜100時間未満 | 30万円 |
| 100時間以上〜200時間未満 | 40万円 |
| 200時間以上 | 50万円 |
実例:100万円の研修費が25万円に
例えば、社員10名に 「Claude 業務活用研修(30時間コース)」 を100万円で実施する場合、
- 経費助成:研修費の 75%(最大) = 75万円
- 自己負担:100万円 -75万円 = 25万円
さらに賃金助成が加わると、実質的な負担は数万円〜10万円程度まで圧縮されることもあります。
つまり、100万円の研修が、実質25万円以下で受講できる計算です。
賃金助成も同時受給で実質負担はさらに軽減
経費助成(最大75%)に加え、研修中の社員の賃金にも助成が出ます。
| 区分 | 賃金助成(1人1時間あたり) |
|---|---|
| 中小企業 | 1,000円 |
| 大企業 | 500円 |
※令和7年4月1日改正後の金額
例えば、社員10名に30時間の研修を実施する場合の賃金助成額:
- 1,000円 × 10名 × 30時間 = 30万円
経費助成75万円(前述の試算)と賃金助成30万円を合算すると、総助成額は105万円となり、100万円の研修費は実質ほぼ全額カバーされる計算です(細かい要件・上限あり)。

2026年に制度はむしろ拡充されている
「リスキリング助成金は終わるのでは?」と心配される声もありますが、2026年は制度が拡充された年です。
2026年2月:人事計画類型の新設
これまで「新規事業展開」が主な対象でしたが、2026年2月から 「人事計画類型」 が新設されました。
- 3年以内の人事に関する計画を策定することで、「これから配置予定の業務」に向けた研修も対象に
- 助成率:45% → 75%(中小企業)
- 賃金助成も同時に受給可能
⚠️ 重要:認定支援機関の確認が必須
中小企業がこの 人事計画類型 を活用する場合、事前に 認定経営革新等支援機関(商工会議所・中小企業診断士事務所・税理士事務所などのうち国の認定を受けた機関)の確認を受ける必要があります。
2026年4月:設備投資加算の新設
研修と併せて関連する設備投資を行う場合、設備投資加算が新設されました。生成AI研修と業務システム導入を同時に進める企業にとっては大きな追い風です。
このように、制度は 2026年に拡充される方向 にあり、今が活用のベストタイミングといえます。

対象となる生成AI研修の3条件
すべての研修が対象になるわけではありません。以下の3条件をすべて満たす研修 が対象です。
① 職場外(OFF-JT)で実施されること
「OFF-JT」とは Off The Job Training の略で、通常の業務から離れて行う研修 のことです。
- 集合研修(社内会議室で講師を呼ぶ等)
- オンライン研修
- 外部研修機関への派遣
これらはOFF-JTに該当するため対象になります。
一方で、「業務をしながら教える」OJT形式の研修は、このコースでは対象外です。これが多くの企業がつまずく最初の壁です。
② 合計10時間以上の研修であること
研修総時間が 10時間以上 あることが必須です。
例:
- 1日2時間 × 5日間 = 10時間(OK)
- 1日6時間 × 2日間 = 12時間(OK)
- 1日3時間 × 2日間 = 6時間(NG)
短時間の単発セミナーでは申請できません。ある程度まとまった研修プログラム が必要です。
③ DX/事業展開に関連する内容であること
研修内容が DX推進 または 事業展開 に関連していることを、申請書類で明確に説明する必要があります。
生成AI研修の場合、以下のような切り口が有効です:
- 「業務効率化のためのAI活用研修(DX推進)」
- 「新規サービス開発のための生成AI活用研修(事業展開)」
- 「顧客対応の自動化スキル習得(DX推進)」
2026年2月の制度緩和(人事計画類型)
朗報として、2026年2月から「人事計画類型」が新設され、対象範囲が大きく拡大しました。
これまでは「新規事業展開」が中心でしたが、3年以内の人事計画を策定することで、
- 「来期から AI を本格活用する予定」
- 「来年から営業部で生成AIを使う予定」
といった これからの業務改善 でも対象になります。生成AI研修の活用ハードルが大きく下がったのが2026年改正の大きなポイントです。
⚠️ ただし、人事計画類型を中小企業が使う場合は、事前に認定経営革新等支援機関(認定支援機関)の確認が必須です。最寄りの商工会議所・中小企業診断士事務所などにご相談ください。

申請から入金までの流れ(5ステップ)
① 訓練実施計画届の作成
研修内容、対象社員、講師、カリキュラム、費用見積などを記載した計画書を作成します。
主な必要書類:
- 訓練実施計画届・年間職業能力開発計画
- 事業展開等実施計画
- 事前確認書(様式第11号)
- 受講者一覧(様式第4-1号)
② 研修開始の1ヶ月前までに計画届を提出
この「1ヶ月前ルール」が最大の落とし穴です。
- 研修開始日:2026年7月15日
- 計画届提出期限:2026年6月15日まで
研修開始後の申請は、1円も受給できません。 ここを見落として後悔する企業が後を絶ちません。
③ 計画通りに研修を実施
提出した計画通りに研修を実施。出勤簿、研修記録、写真などのエビデンス を残しておきましょう。
④ 研修終了後に支給申請
研修終了から 2ヶ月以内 に支給申請を行います。実施記録、領収書、賃金台帳などを添付します。
⑤ 審査後、入金(数ヶ月後)
審査期間は通常 2〜4ヶ月。問題なく審査を通過すれば、登録口座に助成金が振り込まれます。

申請でつまずく3つの落とし穴
落とし穴①:申請期限「1ヶ月前ルール」
繰り返しになりますが、最も多い失敗が「申請期限を逃す」ケースです。
「来週から研修するから今申請したい」 → NG
研修開始の1ヶ月以上前 に計画届を出さなければ、対象外となります。
落とし穴②:OJTは対象外
「業務をしながら教える」形式は対象外です。業務とは別にまとまった時間を確保して研修を実施 する必要があります。
中小企業では「業務をしながら教える」のが一般的なので、研修時間を業務時間外(または業務時間内の特別時間)として明確に区切る ことが重要です。
落とし穴③:研修内容のDX関連性の説明不足
「ChatGPT を使えるようになる」だけでは弱い。「ChatGPT を業務に組み込み、◯◯業務を◯%効率化する」 のように、具体的なDX効果 を計画書で説明する必要があります。
弊社のClaude × AI研修プログラム
助成金対応の集合研修コース
株式会社multi-solutionでは、人材開発支援助成金の対象となる集合研修プログラム を提供しています。
| コース | 時間 | 対象 | 想定費用 |
|---|---|---|---|
| 入門コース | 12時間(4回) | AI未経験の社員 | 個別お見積り |
| 実践コース | 24時間(6回) | 業務でAI活用したい社員 | 個別お見積り |
| 経営者向けコース | 30時間(5回) | 経営層・管理職 | 個別お見積り |
カリキュラム例(Claude / ChatGPT / Gemini)
- Claude / ChatGPT / Gemini の違いと使い分け
- プロンプトエンジニアリング基礎
- 業務マニュアルの自動生成
- 議事録・要約・翻訳の自動化
- データ分析と可視化
- 社内専用AIアシスタントの構築(Claude Projects 等)
- 情報漏洩リスクとセキュリティ対策
宮崎県内の集合研修・出張研修・オンライン研修すべてに対応可能です。
よくある質問(FAQ)
Q1. 助成金の申請は誰が行うのですか?
A: 企業(事業主)が直接、ハローワークまたは労働局に申請 します。研修提供事業者(弊社)は申請代行は行いませんが、書類作成のサポート・カリキュラム証明書の発行 など、申請に必要な情報提供は行います。
Q2. 個人事業主は対象になりますか?
A: 本コースは 法人事業主を主な対象 とした制度です。個人事業主の取り扱いについては、雇用保険被保険者を雇用しているかなどの個別要件があるため、最寄りのハローワークまたは都道府県労働局にご確認ください。個人事業主向けには、デジタル化・AI導入補助金(記事 #1)の活用もご検討いただけます。
Q3. 1名だけの研修でも対象ですか?
A: はい、1名から対象 です。ただし、研修総時間(10時間以上)は維持する必要があります。
Q4. オンライン研修でも対象になりますか?
A: はい、オンライン研修も対象 です。録画ビデオの視聴のみだと弱いですが、ライブ形式(Zoom等での双方向) や、講師が伴走する形式なら問題なく対象になります。
Q5. 助成金の入金はいつですか?
A: 研修終了から 支給申請 → 審査 → 入金まで4〜6ヶ月 が目安です。最初の研修費は自社で立て替える前提で計画を立ててください。
Q6. 過去にこの助成金を使ったことがあるが、また使えますか?
A: 過去の利用回数に制限はありません。複数の研修プログラムでそれぞれ申請可能です。ただし、同一年度・同一研修内容での重複は不可です。
宮崎の中小企業様へ|助成金活用は弊社にご相談ください
「うちの規模で本当に使える?」
「カリキュラム作成からサポートしてほしい」
「申請書類の書き方を相談したい」
そんなご要望に、株式会社multi-solutionが丁寧にお応えします。
弊社は Claude を中心とした生成AI導入支援を専門 としており、
- 助成金対応の集合研修プログラム提供
- カリキュラム証明書の発行
- 申請書類作成のためのカリキュラム説明資料提供
- 研修後の業務適用フォロー(1〜3ヶ月)
までを一気通貫でサポートします。
宮崎市橘通西3丁目(ATOMica内)に拠点があるため、対面でじっくりと相談できる地元密着型 が強みです。
弊社のAI導入支援サービスでは、リスキリング助成金活用を前提とした研修プログラム設計から実施までトータルでお手伝いします。まずはお問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。
まとめ
- 人材開発支援助成金(事業展開等リスキリング支援コース/通称:リスキリング助成金) は、生成AI研修費を最大75%助成する強力な制度
- 2026年は制度が拡充された年:2月に「人事計画類型」新設で対象範囲が拡大、4月に「設備投資加算」も新設
- 対象となる研修は 「OFF-JT・10時間以上・DX関連」 の3条件
- 最大の落とし穴は 「研修開始1ヶ月前まで」 の申請期限
- 賃金助成(中小企業:1人1時間1,000円) も同時受給可能で、研修費はほぼ全額カバー可能
- 人事計画類型を使う場合は 認定経営革新等支援機関の確認が必須
研修費用がネックでAI活用に踏み切れなかった企業にとって、今がベストタイミングです。
「うちの会社で活用できるかどうか」だけでも、まずは弊社にご相談ください。初回ご相談は無料です。
